くすだの趣味ログ

くすだの好きなものについてぐだぐだ語るブログ。-音楽・読書・映画-

2019年、ライブを見たい方々。

今更ですが、あけましておめでとうございます。

2018年中によく聞いた曲まとめでもしようかと思っていたのに、気がついたら年が明けていました。

紅白で椎名林檎宮本浩次を見て、宮本のあまりの落武者ぶりに驚き、星野源で踊り、ジャニーズカウコンの中継でマリウスが突然ステージから消えおろおろしている間に年は明けました。

そんなくすだですが、今年もよろしくお願い致します。

 

さて、2018年によく聞いた曲はまとめられなかったので、2018年聞いた音楽を基に、今年ライブを是非見に行きたいバンドやアーティストをまとめていきたいと思います。

昨年は家に引きこもって音楽ばかり聴いていたので、聴きたい方々が多いですよ。

 

まず、すでにライブに行くことが決まっているのはこちら。

 

星野源

 

 

ドームツアー取れました!!!

札幌ドーム、行かせていただきます。

 

わたしが星野源がどれだけ好きかは、前々から書いていますのでここでは書きません。

ですが、楽しみすぎてテンション爆上がり中です。

 

 

Official髭男dism

 

 

月9主題歌ノーダウトでメジャーデビューを果たし、ついにMステにも出演したヒゲダンことOfficial髭男dism。

書こう書こうと思いつつ書けていないのですが、わたしはヒゲダンの大ファンでもあります。

7月のZepp Sapporoに行かせていただきます。

このツアー、なんと現在進行形で行われているツアーの最中に発表されました。

発表されたのが、わたしが行ったライブのほんの何日か前で、「え、まだこれからツアー行くのにもう次のツアーの先行が始まるの!?」と動揺を隠しきれなかったことを覚えています。

 

とはいえ、11月の札幌はcube gardenツーデイズ。

もともと1日の予定が、あまりの応募の多さに2日となり、両日ソールドアウトの人気です。

今年のゼップにも期待大です!!たのしみー!!!

今度、わたしがただヒゲダンを語るブログ書きます!!!

 

 

さて、ここからは今年ライブに行きたい人について箇条書きしますね。

 

Omoinotake

島根出身のスリーピースバンド、Omoinotake。

キーボードボーカルでスリーピースってなかなか珍しいですよね。

あと思いつくのってWEAVERくらい。

 

ボーカルの藤井レオさんの声が素敵。

甲高くない高音が綺麗です。

コーラスのハーモニーも素敵です。

渋谷でストリートライブを度々行っているので、是非見に行きたい!!!と思っています。

 

LUCKY TAPES

ラッキーもキーボードボーカルのスリーピースバンドでした。すいません。

でも、こちらはホーンセクションが入っている点が魅力かなと思ってます。

なんというか、気持ちいい入り方をしている。

ボーカル高橋海さんのサウンドの作り方が素敵です。

オシャレとキャッチーが融合している感。

ジャズやR&Bの要素もありつつで聞いていて気持ちいい。

昨年のライブは残念ながら行けなかったので今年は是非行きたいです。

 

ずっと真夜中でいいのに。

昨年、下半期1番聞いた。

ボーカルACAねさんの声がめちゃくちゃいいんだよな〜!

バックのサウンドもとっても凝ってる。

ピアノとかめちゃくちゃ難しいメロディを弾いてるし、ギターの入り方もめちゃくちゃかっこいい。コピーしたくなる感じ。

ギターがサトウカツシロらしくて、かっこいいのも納得だわ!ってな感じです。

実態がよくわかんないんですが、是非ライブで見てみたいアーティストの1人です。

 

無礼メン

ちょっと見てない間にボーカルが変わっていた無礼メン。

クラウドファンディングで資金を集めた結果、大幅な予算オーバーMVを作り上げていた無礼メン。

目を離していたら、ボーカルがエドガーサリヴァンとしても活動するベースの高木祥太になっていた…(やめたの知らなかった)

あとドラムも変わってた。(知らなかった)

 

しかししかし、この曲めちゃくちゃ良くてですね。どハマりしました。

"Black or White"なんてタイトル、クスッとしちゃいますよね。しません?

絶対、マイケルジャクソンでしょ?みたいな。

コード進行とかが似てるわけではないけど、曲の途中であの印象的なギターと声が入っているから、やっぱりちょっとしたオマージュなのかなと思ったり。

フィーチャリングのDinoJr.もとても素敵です。(恥ずかしながらこの曲で知りました…)

それに、高木祥太さんの声がとってもいい。独特だなと。

2人の掛け合いもとても合っていて、本当にいい曲だと思いました。

あと、個人的にギターのサトウカツシロのファンなのでライブ見に行きたいです。

 

 

以上が今年是非見に行きたいバンド等々の方々。

まあ、他にも椎名林檎とか小田和正とかエドシーランとかsumikaとか関ジャニ∞とかいるんですけど、昨年聞いてハマったから!っていうのが理由な4つを挙げておきます。

 

2019年もよろしくお願いします。

 

 

ただの伊坂幸太郎ファンによるおすすめ集

今年もあと少しで終わりですね。

わたしが暮らす北海道では昨日とんでもない爆発事故が起きました。

今は札幌から離れていますが、学生時代の友人とかは暮らしているのでちょっと心配でした。

ニュースから目が離せないですね。スプレー缶…こわいこわい。

 

今年は、たくさんの音楽に出会えた年でした。

個人的には社会人2年目となり、会社や先輩、上司のいい部分・悪い部分の両方が見えてきたり、後輩が入ってきて接し方に困ったり。

仕事と自分の思いのギャップが日に日に大きくなっていって、それがストレスとなって悩みが大きくなったり…

あとは体調も元々の持病が悪化して、あまりいい年ではなかったように思います。

ただ、悩む時間が長いと音楽を聴く時間は増えました。あと、本もたくさん読みました。

自分の中で音楽と本の存在の大きさを知りましたね。

 

そんなこんなで、今日は音楽の話題ではなく、ちょっと本の、作家さんのお話をしようかな〜、と思います。

もう一つの、わたしを構成している大事なもの。

 

実は文学部出身なんですが、卒業論文でも取り扱った、わたしの大好きな作家さんです。

 

伊坂幸太郎とは?

 

伊坂幸太郎

千葉県松戸市出身、宮城県仙台市在住。

東北大学法学部出身の作家。

ジャンルはミステリーに分類されています。

代表作は、『陽気なギャングが地球を回す』(シリーズ化されている)、『死神の精度』、『グラスホッパー』、『ゴールデンスランバー』等。

 

2000年に『オーデュボンの祈り』にて、第5回新潮ミステリー倶楽部賞

2004年に『アヒルと鴨のコインロッカー』にて、第25回吉川英治文学新人賞と、『死神の精度』にて、第57回日本推理作家協会賞 短編部門

2008年に『ゴールデンスランバー』にて、第21回山本周五郎賞と、第5回本屋大賞

 

(以上は伊坂幸太郎オフィシャルサイトを参考としました)

 

こうして見ると、親しみやすい文体、内容の作家さんですが、なかなかに固い賞を受賞していることがわかると思います。

ちなみに、文学界で最も有名と言っても過言ではない直木賞/芥川賞については、受賞する前に辞退されています。

 

 

受賞作の中では、『ゴールデンスランバー』が最も有名なのではないでしょうか。

映画化もされ、そちらもかなりのヒットを飛ばしていたように記憶しています。

 

ただ!

今回は、伊坂幸太郎ファンであるくすだが!!

くすだの好みと偏見のみで!!!

最高だと思う作品をただただ紹介していこうという内容なのです!!!!

 

どこに需要があるのかは全く不明ですが、わたしの自己満足なのでよろしければお付き合いください。

 

①『オーデュボンの祈り』

 

デビュー作です。

なので、内容や文体はところどころに拙さがあるようにも感じます。

ただ、伊坂幸太郎の世界観はデビュー作から出来上がっていて、というか、どの作品よりも強く出ているように感じます。

 

あらすじ

コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気づくと見知らぬ島、「荻島」にいた。

江戸時代以降から鎖国し、外界と遮断されていたこの島には、法律で殺人を許された男や、人語を操り、未来を見ることのできるカカシ等、妙な者たちばかりが住んでいた。

だが、伊藤が島にきた次の日、カカシは何者かに殺されてしまう。

なぜ、未来を見ることができるはずのカカシは自らの死を防ぐことができなかったのか?

誰がカカシを殺したのか?

伊藤はカカシの死の真相を追う。

 

 

カカシ殺しの真相を追う、という奇妙なミステリー。

普通のミステリーとはすでに設定から違います。

ネタバレはしない主義なので、内容を深くは語りませんが、この作品を読むと伊坂幸太郎の世界観が掴めると言っても過言ではないです。

 

法律により殺人を許された男、この人物が結構ミソで、人を殺すのに捕まったり裁かれたりしないんです。

その男の独断で、裁きを与え、殺す。

でも、権力や立場を使って横暴に振る舞い、本来なら裁かれるべき人間っているじゃないですか。

そういう奴に裁きを与えてるんですよね。治外法権で。

 

ここが、伊坂幸太郎作品のミソであり、勧善懲悪物と言われる所以。

その点が強く表現されているデビュー作です。

 

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

 

 

 

アヒルと鴨のコインロッカー

 

吉川英治文学新人賞受賞作です。

 

あらすじ

大学入学で引っ越してきた椎名は、アパートの隣人、河崎に「一緒に本屋を襲わないか?」と持ちかけられる。

河崎は本屋を襲い、広辞苑を盗むと言う。話に乗る気などなかったはずなのに、椎名はなぜか決行の夜、モデルガン片手に本屋の裏口に立ち、ボブ・ディランを歌っていた。

 

 

泣きます。

 

この作品を読んで泣かない人がいるのか?って作品です。

わたしはこの本を読み返すたびに泣きました。

 

動物愛、人間愛に溢れた作品です。

この作品も、勧善懲悪物になっているんですが、他作品と比べるとなんだかスカッとしないんですよね。

読み進めれば読み進める程、愛おしくなる登場人物への思いへの行き場がなくなるからかもしれません。

 

死んだ人間はどんなに思っても、思って思って復讐したとしても戻ってはこない—。

そうした、当たり前だけれど普段考えることのない事実を考えさせられる作品です。

 

ちなみに余談ですが、この作品は映画化もされており(物語の構成上、映像化は困難と言われていたにも関わらず見事映像化している)、椎名役を濱田岳さんが演じています。

作品の中で、「椎名の声はボブ・ディランに似ている」という台詞があり、Official髭男dismの藤原聡さんは、自身が濱田岳さんと声が似ていると言われていたことから「俺の声はボブ・ディランに似ているんだ!」と嬉しくなりいつも口ずさんでいたらしい。

そしてその後、某髭男メンバーから「似てないよ」と言われめちゃくちゃショックを受けたらしい。笑

 

余談でした。

 

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

 

 

アヒルと鴨のコインロッカー [DVD]

アヒルと鴨のコインロッカー [DVD]

 

 

 

③チルドレン

 

短編集です。

主となる登場人物は、陣内という人物。

 

あらすじ

 

銀行の閉店ギリギリに入店した陣内とその友人、鴨居は銀行強盗の人質となってしまう。

そこで同じく人質となった盲目の青年、永瀬とも知り合う。

その銀行では、人質も犯人も全員がマスクを被った奇妙な状態にあった。(『バンク』)

それから12年後、陣内は家裁調査官となり、非行少年達と向き合っていた。

(表題作『チルドレン』、他3編収録)

 

短編集と言いつつ、登場人物は陣内とその仲間達だし内容も繋がるしで結局これは『チルドレン』という大きな括りの長編小説なんだと思います。

 

この作品、わたしにとっては、少年法について考えるきっかけとなった作品です。

少年法って、数年前も未成年者による残忍な事件が起きて結構な話題になりましたよね。

当時、大学生だったわたしは、衝撃とショックを受けました。

そして、思ったんです。殺された子は、生い立ちも、家族構成も、もちろん名前も、何もかもをマスコミによって公開されるのに、なんで殺した方は、何もかも隠されて、そんなに守られるの?と。

一部報道機関は実名報道を行っていましたが、賛否両論あったのは事実。

難しい問題です。

 

この作品に出てくる少年少女はさまざまです。

万引きや援助交際なんかも出てきます。

陣内や、陣内の後輩家裁調査官、武藤を通して、少年少女達と向き合い、少年犯罪を考える機会を与えてくれている、そんな作品だと思います。

続編の、『サブマリン』では、より重く考えることができる、と同時に恐らく『チルドレン』を読んでしまえば、みんな陣内が大好きになっちゃうはずなので(笑)、「陣内待ってました!」と思っちゃうこと間違いなしです。

『サブマリン』は、ちょっと鴨居についても考察を進めている点があるので、何かしら論にまとめられたらまた、書きたいと思っているところです。

 

 

チルドレン (講談社文庫)

チルドレン (講談社文庫)

 

 

サブマリン

サブマリン

 

 

 

④砂漠

 

あらすじ

 

入学した大学で出会った5人の男女。(北村、鳥井、西嶋、南、東堂)

ボウリングや合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇等、さまざまな事件、出来事を共にし互いの絆を深め成長していく。

 

 

学生時代を友人と色濃く過ごした時間というのは、多くの人に存在すると思います。

わたし自身、高校、大学の友人とは本当にかけがえのない時間を過ごすことができたと思っていて、そういう経験を思い出せる、そんな小説だと思います。

決して、北村たちのような日常は過ごしていません。笑

当たり前だけど超能力者の友人はいないし、麻雀にもハマってないし。笑

けれど、何か重なるような気がするというか、懐かしさを感じるんですよね。出来事は同じではなくても色濃さが近い。そういう感覚。

 

この作品、最初に読んだのは高校生の時でした。

そのあと、大学生の時も読み、社会人になってからも読みました。

どの年齢で読んでも感じるものがあるし、感じ方、捉え方が毎回違う。そして、社会人になってから読んだ今が一番、この作品を本当の意味で好きになれた気がします。

 

砂漠のラストで、北村はとある想像をしています。

ネタバレになるので言いませんが、ここが何よりもぐっとくるところ。

どんなに仲の良かった友人でも、だんだんと自分のことでいっぱいいっぱいになって、なかなか会えなくなってしまう。

 

わたしは昨年、とある出来事があって、若いから、元気だから、なんて言っていても、ある日突然会えなくなってしまうこともある、ということを痛感しました。

それからというもの、なるべく会える時に会いたい人と会おうと思い、地元に帰るたびにお久しぶりな友人たちと連絡を取り会ってきました。

それでもやっぱり、まあ今度でいっか、と思ってしまうこともあるし会いたいなあとは思うけど会ってない人もいる。

わかっていてもなかなか全ては行動に移せないし、タイミングが合わなくなってなかなか会えなくなってしまう。大人になるってきっとそういうことです。

その寂しさが、この作品を読むたびに懐かしさを与えてくれるのではないかと思います。

 

 

砂漠 (新潮文庫)

砂漠 (新潮文庫)

 

 

 

グラスホッパー

 

わたしが一番最初に読んだ、一番好きな伊坂作品です。

 

あらすじ

 

元教師の鈴木は、妻を殺された復讐をしようとしていた矢先、その妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。

「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしく、鈴木は彼の正体を探るべく、彼の後を追う。

一方、ナイフ使いの殺し屋・蝉と、自殺専門の殺し屋・鯨も、それぞれの思惑から「押し屋」を追い始める。

 

伊坂作品では今や有名な殺し屋シリーズの第一弾です。

第一弾が一番好きだな〜

 

大量の殺し屋が登場するんですが、どの殺し屋も個性豊かで魅力たっぷり。

全然殺し屋だと思っていなかった人たちが後々殺し屋だと判明したりもして、伏線回収が読んでいて楽しいです。

そして、語り手の鈴木。

伊坂作品は復讐をメインにしたものが多く、この作品はその典型なのですが、ここまで復讐する側がポンコツなのも珍しいです。ポンコツだけど、人間としての魅力は人一倍。心が優しいんですよね。

 

鈴木の奥さんを殺した男、寺原息子は本当に最低最悪で、復讐されて当然、という男。

この辺の爽快感は伊坂作品ファンにはたまらないでしょう。

殺し屋シリーズには、絶対的悪と正義、そしてそれ以外のユニークな殺し屋たちが登場するという構成です。

キャラクターの魅力はもちろんのこと、絶対的悪が裁かれる瞬間は最高なので、第一弾のグラスホッパーから是非是非読んでみて頂きたいです。

 

ただちなみに、第二弾はマリアビートル、第三弾はAX。

どれも読んでみて頂きたいです。

 

 

 

グラスホッパー (角川文庫)

グラスホッパー (角川文庫)

 

 



終わりに

 

もう他にもたくさんの作品をおすすめしたいんですが今回はここまで。

伊坂幸太郎作品は出るスパンが早くて、全く追いつけないのですが、これからも読み続けていきたいと思っています。

このブログが、誰かの参加になったら、とっても嬉しい。

星野源のPop Virusに感染した件

どうも、だいぶんお久しぶりです。くすだです。

くすだは一応某金融機関に勤めているんですが、まあ繁忙期でして…

心と体に余裕がありませんでしたね…

今も正直余裕はないんですが、昨日(日付超えたから一昨日か)公開されました、星野源『Pop Virus』について書かずにはいられませんでした。

 

新曲『Pop Virus』

 

まずはこちらをご覧ください。

 

 

イントロで痺れました。

そもそも初聴きは先日のFNS歌謡祭第二夜だったんですが、その時にすでにイントロで痺れてました。

 

ちなみにMVに出演している演奏隊は、長岡亮介(ペトロールズ)とハマ・オカモト(OKAMOTO'S)とSTUTS。

星野源ではお馴染みの2人と、前作アイデアでいい味を出していたSTUTSがここでも登場。

イデア以上にいい味出してます。

 

3人ともいい笑顔だ…

 

花瓶が割れる部分なんかは、アルバムのジャケ写とリンクしているようで。

ニヤリとしてしまう演出が施されています。さすが。

 

あと、個人的には星野源のパーカー姿が最強に素敵です。

いいぞ、もっと着てくれ。

 

 

MVの内容としては、星野源が乗る電車で、星野源がPop Virusを歌い、どんどん乗っている人たちにウイルスが感染していく、というニュアンスで捉えました。

国も肌の色も髪の色も違う、きっとおそらく言葉だって違う、音楽のノリ方も違う、そんな人たちと音楽で一緒になれる。

このMVはそんな考え、気持ちを与えてくれる素敵なMVでした。

 

『肌』

 

YouTubeに公開されたMVには、星野源お馴染みの宣伝VTRがついてます。

個人的にはニセアキラさんの缶詰Vが楽しみでなりません!

ウソノ晴臣がもはやロン毛のハマ・オカモ…えへんえへん。

雅マモルがおげんさん以来の共演ですね!

 

と、まあ注目したいのはそこではなく、宣伝の中で流れる『肌』という曲。

この曲は、シングル『Family Song』のカップリングでした。

Family Song (通常盤)

Family Song (通常盤)

 

ビオレのCM曲でもありました。

めっちゃいい曲でして、当時表題曲よりもハマって毎日聞いてました。

メロディも歌詞もよくて、特に個人的には

 

触れ合うと 言葉より

君のことを知れる気がした

 

という、この部分が好きです。

人間は言葉に頼りがち、というか、言葉でなんでも表現する。

けれど、実際言葉って難しいものじゃないですか。

嘘もつくことができるし、取り繕うこともできるし。

本気で本音で言ってるのに、伝わらないこともあるし。

日本語が伝わる人もいれば、伝わらない人もいる。世界中の人が同じ言葉を喋っているわけでもない。

だから、伝えたくても伝えられない時もある。

 

言葉より知れる、ってそういう全部をひっくるめているような気がして、わたしはこの部分がとても好きです。

 

そして、今回のPop Virus。

歌詞についてはいろいろと考察しているんですが、まだまとまりきっていないのでここではあまり言及しません。

まあ、強いて言うなら星野源の音楽愛だと思ってます。

"君"のことを歌う音楽ではなく、"音"の中に君を探す。"歌"の中で君を探す。

君があっての音楽ではなく、音楽あっての君、ってあたりがミソだと思ってます。

 

しかししかし、今回見たいのはMVなんですよ。

『Pop Virus』のMVには、本当に様々な肌の色の人たちが出ています。

肌の色が違っても音楽で一緒になれる、という点に注目したいんですよね。

 

肌の色は現在も世界的に見ると差別を生んでいる要素の一種。

論争の火種となり、ときに殺人という事件だって起きる。

 

肌の色が違ったって、言葉で言い争いをせずとも音楽で一緒になれるんだ、と思わせてくれるとわたしは思いました。

 

歌詞にこそ肌は出てこないけれど、『肌』と何かしらのリンクみたいなものが意識されているのかなとそういう点から思ったのですが、そもそもそう思ったのはコード進行なんですよね。

 

『Pop Virus』と『肌』

使われているコードがほとんど同じ、というか似ている。(はず)(耳コピした感じだとおそらく)

 

進行の流れではところどころ入れ替わりがあるんですが、似たコードを使って曲が構成されていて。

 

そもそもはそれで初聴き時、「やけに『肌』と似ている…」と思ったことから今回の記事を書くに至ったわけです。

 

あくまでこれはわたしの考え。

もしかしたらちょっとは当たっているかもしれないし、的外れかもしれないけれど、とりあえず星野源は最高を更新し続けていくみたいです。

 

アルバム『Pop Virus』、発売が楽しみですね!!!

 

 

 

ジャズバンドtsukuyomiの新譜"Parallel Tripper"が名盤すぎる

ジャズとかインストバンドとかってよくわかんないから聞かない〜!って人多くないですか?

多いですよね??え、多くない???

少なくともわたしの周りにはそういう人が多いんです。

歌がないと聞く気しないんだよね〜って人。

 

もちろん歌は歌で大事!

歌詞で号泣しちゃうこともあります。

歌詞がめっちゃ好き!ってバンドとかアーティストもいます。

 

でも、歌がなくても、声が入ってなくても、ぐっとくる音楽はもちろんある。

実際、歌詞もいいけどバンドサウンドだけで掴まれるようなバンドもたくさんいると思うんです。

歌が入ってなくてもいい音楽はついつい聞いちゃうんですよ。

 

と、前置きが長くなりましたが、今回はジャズバンドtsukuyomiの最新アルバムがめちゃくちゃ良かったのでその話。

 

 

tsukuyomiとは

 

tsukuyomiとは、SAX奏者庸蔵が自身の音楽を現実に再生するユニットとして2011年に始動したインストバンドです。

 

基本はジャズ。

でも、ファンクやエレクトロニカAORなどなど、さまざまなジャンルが組み合わさった音楽のように聞こえます。

ジャンルレスのようにも聞こえるけど、根っこにはジャズがあるな、と思わされるそんなバンド。

 

メンバーはちょっとずつ変わるようで、今回のアルバムだと、例えばピアノにはbohemianvoodoo/PRIMITIVE ART ORCHESTRAの木村イオリが。

bohemianvoodooは、わたしがめちゃくちゃ大好きなジャズバンドなんですが、いつか長々と語る予定なので今日は多くは語りません。

 

他にも、今回のアルバムでは、

MORE THE MANの丸山力巨、梅田誠志、只熊良介やバイオリンには大岩沙彩という名プレイヤー達が名を連ねるバンドです。

 

 

で、兎にも角にも、今回、今日発売された最新アルバム"Parallel Tripper"が最高なんですよね。

 

 

最新アルバムParallel Tripper

 

まずはこちらをご覧いただきたい。

 

 

こちら、アルバム発売に先立ちましてyoutubeにあげられていたアルバムリード曲Parallel Tripper。

見てわかる通り、アルバム名を題した一曲です。

 

最初の刻みだけですでに掴まれます。

ギター、ベース、ドラム、ピアノの刻み、そしてそこに絡んでいくバイオリン。

刻みに加わるソプラノサックス。裏で裏メロを奏でるピアノ。

そして、バイオリンとソプラノサックスが一緒にメロディを奏でるところまでの流れが最高です。

 

この曲、リズムとメロディのバランスが最高なんですよね。

両方が印象的で、メロディを奏でている時も後ろで刻みのリズムがあるため耳に残る。

両方を覚えちゃうんです。

そして、それぞれの楽器が活きている。

どこかしらにそれぞれの楽器の良さが滲み出てるんですよね。

 

 

リード曲以外も最高な曲ばかりです。

 

YouTubeで聞けるのはParallel Tripperだけなんですが、他の曲もとにかくいい。

 

ジャズファンであれば、"雨時々Paris"は好きだと思います。

スタートから、最高のジャズピアノが聞けます。

サックスの音色もいいですよ。

 

あと、このバンド、ジャズにはちょっと珍しいバイオリンがいるんですが、"雨時々Paris"ではバイオリンのピチカートがいい味を出してます。

もちろんメロディも演奏してるんですけど、サックスがメインの時は、裏でピチカートで演奏してるんです。

これが、たまらなくいい。

 

"Call It a Day"もジャズ好きは好きな曲だと思います。

こちらはより、ジャズファンが好きそう。

サックスが入ったジャズが好きな方にハマりそうな一曲ですね。

ピアノも全体的にジャズのコード進行だし、ドラムのリズムの取り方もスイングしている。

ギターとバイオリンの入り方もいいし、途中のエレキベースソロは雰囲気がその部分だけ変わるからはっとさせられて聞き飽きしません。

 

"Elevation"は、EDMっぽい印象も受ける一曲。

リズムはEDMさを感じるけど、ピアノのコード進行はジャズらしさを感じるし、サックスの音色はジャズロックっぽいようにも聞こえる。

ただのジャズでは終わらない一曲です。

 

他の曲も全部本当に良くて語り尽くしたいんですが、魅力が有り余りすぎて言葉が足りません。

本当に素晴らしい名盤に出会うと、どの曲をとっても最高以外に言葉が見つからなくなるんだな、と気付かされた。そんな名盤です。

 

是非、聞いてみてほしいです。

 

Parallel Tripper  パラレル・トリッパー

Parallel Tripper パラレル・トリッパー

 

 

 

 

星野源が好きだ。

星野源が好きです。

いつから好きかと言われれば、

SAKEROCKマリンバを演奏していた辺りから好きです。

でも、正直SAKEROCKを聞いていた時は

星野源という人を認識して聞いてはいませんでした。

 

愛してやまないSAKEROCK

ジャズでもフュージョンでもない、

ポップなインスト曲の数々。

トロンボーンがメロディを吹いているところが

とっても好きだったんですよねえ。

わたしが吹奏楽部出身ってのも関係あると思います。

 

 

これなんて、もうね、マリンバ冴え渡ってるわけですよ。

マリンバと絡み合うトロンボーンが最高じゃないですか。

吹奏楽やってた人でうおおおお!と思わない人はいないんじゃないかという曲の数々なわけです。

 

SAKEROCK解散の時なんて泣いてしまいましたよ。

また、最後の最後まで良い曲だったんだよなあ…

ラストアルバムは本当に名盤です。

 

 

メロディがね、ポップなのに切ないんだよね。

と、まあ、話が逸れましたが、わたしはそもそもSAKEROCKの大ファンでした。

 

星野源を語る

星野源もファーストアルバムからずっと聞いています。

今でこそ、『SUN』とか『恋』とかのポップなイメージがあるけれど、

昔はもっと暗ーいような、ちょっとしんみりしたような曲が多かった気がする。

 

もちろん、最近の曲は曲でみんな名曲です。

SUNはマイケルジャクソンに想いを馳せた楽曲。

 

明るくポップだけれど、歌詞には切なさもある。(と思う)

 

とくに

 

祈り届くなら

安らかな場所にいてよ

僕たちはいつか終わるから

踊る いま

 

のところでは、発売当時思わず涙してしまった。

Mステで笑顔で歌う星野源を見ながら

この歌詞を聞いてぼろぼろと泣いた記憶がある。

 

恋については、言わずもがな。

日本中を恋ダンスフィーバーに陥れた、

逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌。

ドラマをほぼ見ないわたしでさえ、話題になりすぎて途中から思わず見たし、なんなら恋ダンスも練習した。

この曲は初めて聞いたのはバイト中の有線。

イントロが流れた瞬間に「あ、星野源だ」と思ったのが懐かしい。

 

ただ、わたしが聞いたきっかけ、好きになったきっかけは正直ポップな星野源じゃない。

しんみりとギターを弾きながら少し暗い雰囲気で歌う、根暗そうな星野源が好きだった。

これなんかは、星野源初期曲の中では有名な一曲。

名曲である。

常人では思いつかない歌詞だ。

好意を持つ相手に対して、「首筋の匂いがパンのよう」なんて歌詞は思いつかないと思う。

「すごいなあって讃えあったり」と歌うが

わたしは自分の首筋の匂いがパンのようと言われても讃えられてるとは思えない。

むしろけなされているのでは…?と不安に思いそうだ。

何もかもが普通では思いつかない、しかもそんな歌詞なのに理想的な恋愛に思える、すごい曲だと思う。

 

他にもファーストアルバム『エピソード』では、いきなり

「殺してやりたい 人はいるけれど」

という衝撃的なスタートを切る曲もある。

今の星野源からは想像もつかない始まりだ。

 

今とはどこか違う初期の星野源

わたしは正直、病気をしたことが一つのきっかけなのかな、と思っている。

 

病気をしてから星野源の曲は明るくなった。

初期よりもポップで、そして前向きになった気がする。

病気をし、一度は活動を休止し、そして再び戻ってきた星野源は、明るさと前向きさを手に入れたように見える。

 

よく、初期が良かった、みたいな意見を言うファンもいますが、

わたしは今のポップな星野源が好きです。

昔の星野源ももちろん好きです。

明るさを手に入れた星野源は輝いて見えて、彼の病気中、一緒に落ち込んでいた日々を考えると今の明るさがむしろ嬉しいくらいです。

もうね、『Week End』とか名曲中の名曲ですよ。

 

最新曲の『アイデア』は、朝ドラで聞いていた時は

「朝っぽくていいね〜」くらいの感想でした。

フルのMVがあがったとき、度肝を抜かれました。

まず、スタジオを移動しながら歌う星野源

背景色は、これまでのアルバムやシングルのジャケットの色。

 

もう、これだけで、「この曲は、ここまでの星野源の集大成なんだ!」と思わせられます。

1番のポップで軽妙なバンドサウンドから一転して、2番はEDM調に。

STUTSがいい味を出してます。

間奏のダンス。

三浦大知振り付けなだけあって、かっこよさが溢れています。

そして、突然の弾き語り!

 

この弾き語り、初期の星野源を思わせます。

コード進行、アルペジオ、歌い方の全てが初期を思わせてきます。

そして、そのあとは、またポップに明るくラストへ!

最近好きになった人も、昔から好きな人も、

全てのファンへ贈る曲のようにも聞こえました。

 

イデアを聞いて、わたしはやっぱり

星野源が好きだ」

と思うことができました。

 

最後に

そんな星野源

アルバム発売とドームツアーを発表。

 

ここまで散々好きだ好きだと話してきたわたしですが、

星野源に一つだけ恨みを持っています。

 

それは昨年のアリーナツアー。

チケット。

 

全て落選!!!!!!!

 

わたし、YELLOW PASS会員ですよ???

なぜそのわたしが最速抽選からラストの抽選まで全て落選し、

「2曲くらいしか知らないけど行ってみたかったから♪」

などとのたまう職場の先輩は、一般応募一回の応募でチケットが当たるんですか!!!!!!!!!

 

世の中理不尽だ!!!!!!!!!!!!!

 

 

今回はドームツアー。

今までのアリーナツアーとはキャパシティも違う。はず。

今回こそはチケットが当たることを祈って、今日はここまで。

 

 

ちなみにわたしは、とくにセカンドアルバム『Stranger』に入っている『季節』という曲が好きなので、よかったら聞いてみてください。

ベースがハマ・オカモトなのでOKAMOTO'Sファンも満足できる一曲。

 

季節

季節

 

自己紹介もろもろ。

はじめまして、くすだくすこと申します。

このブログでは、趣味の

読書と音楽をメインに書きたいことを書いていきたいと思っています。

 

読書は、読んだ本の感想や考察を。

音楽は、好きな音楽ジャンルや

バンド、アーティストについて感想などなど。

 

今回は簡単に自己紹介をしていこうと思います。

 

くすだくすこ/北海道在住/23歳/金融勤め

 

好きな作家↓

伊坂幸太郎/東野圭吾/中村文則/吉田修一/森見登美彦 etc.

好きなジャンル↓

ミステリ/ファンタジー

 

好きなバンド等↓

Official髭男dism/Omoinotake/星野源/椎名林檎/バックストリートボーイズ/Maroon5/ブルーノ・マーズ etc.

好きなジャンル↓

ブラックミュージック/R&B/ジャズ/ファンク etc.

 

 

好きなものを、好きなように語っていく予定です。

よろしくお願いいたします。